あなんたんのれいすい

国道８号線を富山市方面から滑川市へ走り、上市町へ入ると、この様な大きな看板や標識が各所に有ります。 さすが、全国的に有名な穴の谷霊水だけに迷う事は無いと思います。 中部スーパー農道を立山町から滑川方向へ走り広野交差点を右折、黒川地内に入ると霊場の入り口が見えます。

霊場の入り口にある駐車場です。 正面の受け付けで駐車料金（普通車200円）が必要です。

駐車場から杉林に囲まれた参道を十分ほど進むと右側に１０８段の石段があります。そこを降りたところに穴の谷の霊水の湧き出している薬師観音堂があります。 私が訪れた時は平日の午前中であった為ほとんど参拝者はいませんでしたが、休日にはポリタンクを一輪車に積んだ人達がひっきりなしに往復していると言う事です。

石段の途中に受付が有りますのでここで記帳します。20Ｌのポリタンク１つで１００円必要です。 石段や参道の周辺には、この霊水を飲んで病気が治った事のお礼に立てられた観音堂が沢山有ります。

石段を降りたところの様子です。 この霊水を使った酒、味噌、醤油等の加工品も売られています。		薬師堂の奥の洞窟から霊水が涌き出ています。 その昔、穴の谷の洞窟には白蛇が住むとして人々は近寄らなかったが、江戸時代の末期ごろから洞窟で修行する僧侶が増えて「行者穴」と呼ばれ、参拝者が訪れるようになった。

霊水として脚光を浴び始めたのは昭和３２年。 広島出身の岡本弘真法尼が、「穴の谷の水は万病に効くありがたい水で、これからは多くの人が訪れる。」と遺言を残して亡くなってからである。 以来、万病に効く不思議な水として評判を呼び、今では全国から多くの人がやってくるようになった。